合言葉は《冷麺別辛で》

稲葉です!
盛岡の方にとってはごく当たり前のこと。焼肉屋さんに行って盛岡冷麺を頼みます。その際のオーダーは、、、
『冷麺別辛で』
これ基本です。
どういうこと?と思われたあなた…。盛岡歴が浅いですね(‘ω’)ノ
この“別辛”にポイントがあるのです。
たいていの盛岡の焼肉店の冷麺メニューには、激辛・大辛・中辛・普通などの辛さのレベルを選べる表記がありまして、そこにひっそり“別辛”の文字。
まぁ、たぶん盛岡の人はメニューなど見ていません。ほとんどの人が迷わず「別辛」をチョイスします。
別辛とは要は、辛味(カクテキやキムチ)を別添えで持ってきてくれることです。
ざるそばを食べるとき、わさびは自分で調整しますよね?
牛丼の紅ショウガは自分の好みの量にしますよね?
唐揚げにレモンは最初からかかってこないですよね?
そういうことです。盛岡では冷麺の辛さは自分でカスタマイズできるように「別」なんです。
ちなみに量はこんな感じ。
これは2人分です。だいたい人数分をまとめて小皿に入れて持ってきてくれます。
私は辛いのが大好きなので、皆が入れ終わったあとほぼ残りのやつ全部入れちゃいます。
しかし!盛岡冷麺が別辛を用意した理由はそれだけではないと思うんです!
盛岡冷麺の魅力の一つは透き通ったそのスープ。まずはスープ本来の色と味を楽しむのも冷麺の醍醐味なのです。だから最初から辛味を入れてきてもらっちゃうなんて、味わい方を一つ損しているようなものなんですね!
まずはスープを味わい、辛味で変化をつけていく。それが盛岡冷麺の味わい方、楽しみ方ということです。
盛岡の方はこの「別辛」をもちろん知っているとは思いますが、県外の方、盛岡に遊びにいらっしゃった方は次回この頼み方を是非してみてください。
はいっ!元気に!
『冷麺別辛で!!』
もちろん、辛味なしでも、最初から好きな辛さで頼んでもOKですよ!
はぁ~あ。冷麺食べたい( *´艸`)